富井貴志“ Atomos”
本展では、作家のものづくりを広く体系的にご紹介します。当店で高い人気を誇る“栗リム皿”をはじめ、世代を超えて大切に使い繋げていきたい美しい作品が多数並びます。冬の食卓を温かく彩ってくれるアイテムも。ホリデーシーズンも目前!大切な方に贈るギフトにも最適です。
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雪深く美しい新潟県は小国で制作をされている富井貴志さん。ユーザビリティとインテリジェンスが同居する美しく独特な世界観にファンが多い。富井さんが制作上大切にしていることはとてもシンプル。「じぶんが欲しいものを作ること」と「使い込むことで素材・作り手・使い手の三者が不可分な一つの物質になるようなものをつくること」。
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以下作家の言葉です:
「一緒に暮らして気持ちのよいものがつくりたい。みんなの暮らしのまんなかにあるようなものをつくりたい。どんな素材をつかったものでもよいと思いますが、私にとってそれは木だったということです。さわり心地やほのかな香り、それに古い木のものをみるとどれもとてもよい顔をしています。手に取ったときに自然とほほえみを誘うもの。まっさらな状態から使い込んで、”自分のもの”としてクタクタになったときにより惹きつけられるもの。そんなものづくりを志しています。」