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記事: 「大谷桃子展」1/25(土)-28(火)@FOOD FOR THOUGHT上原店

「大谷桃子展」1/25(土)-28(火)@FOOD FOR THOUGHT上原店

「大谷桃子展」1/25(土)-28(火)@FOOD FOR THOUGHT上原店

FOOD FOR THOUGHT(フードフォーソート)上原店で、来たる2025年1月25日(土)から1月28日(火)まで、陶芸家・大谷桃子さんの当店初個展を開催します。

初日の1月25日(土)は終日、桃子さんが在廊してくださいます。作品選びのヒントをいただけるまたとない機会。ファンの皆様、どうぞお見逃しなく!

いわゆる、絵付けの食器を製作するにあたり、一番高効率な作り方は尺寸を決めてロクロや型で成型した皿の「サイズと形に合わせて」絵を描いていく手法でしょう。ただ、今回桃子さんから届いた作品たちの多くは「絵に合わせて」皿の方が自由に形を変えているんです。伸びやかで繊細な植物の、そのオーガニックな絵柄に合わせて、土がフレームとなって優しく包み込んでいるような。

これを見て、店主が留学先のアメリカの大学の最初の授業で先生がボードに書いた言葉、”Think outside the box”をまず思い出したのです。

簡約すれば、思考やアイデアを自分の枠にとらわれずに使いこなせ、というような意味で、アメリカで特に良く使われるフレーズです。日本人の私には難しかったけれど、自由で闊達なコミュニケーションには実は不可欠な思考法。これは店主のその後の人生にも大きく影響してきた大切な言葉ですが、今回の桃子さんの作品からはそんな伸びやかなクリエイティビティを感じて感動しました。

アメリカでの生活が長かった桃子さんも今回”Think outside the box”を思い出したりしたのかな、、、と勝手に想像したり。

そう考えると、陶芸作品における尺寸とは、そのまま自分の「思考の限界」を示すんだな、と思いました。7寸を作ろうと考えたら、7寸の思考しか生まれない。勿論それはそれで正しいのですが、自ら自分に限界点を引いてしまい、それ以上のものは生まれない。

サイズや形にとらわれず自由に動き出した桃子さんの植物達。当然ながら全ての作品が一筆一筆桃子さんが手描きされた一点もの。必ず見て頂きたい一期一会のコレクションです。

桃子さんの器にはなんといっても、料理を盛り付けた時の華やかさがあります。すでにお使いのお客様からは「料理が美味しそうにみえる」という声をよく聞きます。

その言葉通り、器がただ料理を引き立てるというわけではなく、温かで優しい筆致の生み出す有機的なフレーミングが器と料理を結びつけてくれるのです。一見、エスニックな料理に合いそうと思われますが、それはもちろんのこと、きんぴらや焼き魚、唐揚げというような和食の定番のおかずも大いに受け止めてくれて、いつもと違う景色が生まれます。

そして湯呑みや茶杯は手にスッと馴染み、お茶が柔らかなやさしさに包まれて心まで温めてくれるように感じる。

桃子さんの器をひとたび使うと、そのなんとも言えない心地よさに虜になることでしょう。

ぜひ、今展を楽しみに、ご期待ください。

FOOD FOR THOUGHT

「大谷桃子 展」
2025年1月25日(土) - 1月28日(火)
11:00 - 18:00 (終日予約不要)

FOOD FOR THOUGHT 上原店
〒151-0064
渋谷区上原2-33-4 1B
03-6416-8294

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