42 こけし

途方もない手間と時間がかかる「鋳造」という技法で制作されている熊谷さん。

用途を考えずともアートピースとしてその魅力を放ちます。陶土がを纏い鈍く輝く重厚なガラスは、まるで長い間土の中に眠っていたかのよう。

作品は表面に施された土の影響で、仄暗い場所では土器の様相に。反対に光が逆光で当たる場所では眠っていた色が爆発するように輝きます。

作家自身がもちろんある程度意図的に作り出す色のマジックですが、最終的には熱とガラスの戦いの痕が偶発的にこの美しいカラーを作り出します。

作品は全てが一点物。形も色も二度と同じ個体には出会えません。

幅 : 約4.5cm / 高さ : 約14cm
作家作品のため、釉薬、色、サイズに個体差があります。

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