三笘修 / Osamu Mitoma
大分県日田で作陶されている三笘修さん。
FOOD FOR THOUGHT(フードフォーソート)の第二回「おやつのじかん」展で初めて取り扱いをさせていただき、お客様が作りの良さに感動されていたのが印象的です。
やきものの制作はといえば、まずは轆轤による成形を想像するのが普通ですが、三笘さんのそれは石膏型による型起こし成形。轆轤+削りではできないパーフェクトな滑面、滑らかな肌、独特の揺らぎとシャープな造形は、他と一線を画す独特のオーラを放ち中毒性があります。
型起こし整形は轆轤に比べて時間がかかるため、1日にできる量は轆轤の1/4~1/5ほど。そして三笘さんの釉薬は、山から採って来た材料を手で砕いて自作されているため、さらに時間を要するのです。
そのために非常に生産数が少なく、「手に入らない作家」として知られています。
型起こし整形ゆえの柔らかな揺らぎと非常にシャープな意匠、エッジの繊細さなど、シンプルな中に個性を求めるお客様におすすめです。