沖縄は南城市で作陶している宮城正幸さん。
宮城さんの作品がFOOD FOR THOUGHT(フードフォーソート)に届き、スタッフが開封すると「おーっ」と声が上がります。

青磁釉の作品は窯変が美しく、まるで沖縄の海がそのまま届いたかのようなブルーに感動します。

そして驚くべきは、温度管理などが本当に難しい釉薬の化学変化を、ほぼ完璧な形でコントロールしている精密さと、サイズや厚みがほぼ完璧に均一に作られている技術の高さです。

沖縄のおおらかな雰囲気を想像して手に取ると、自分が全く間違っていた事に気づかされます。FOOD FOR THOUGHTではたくさんの作家さんの作品を扱っているのですが、激しい見た目とは裏腹に、こんなにパーフェクトに寸分違わぬ精度で土ものを作る方は見たことがありません。重ねた時の美しさは感動すら覚えます。料理人の支持が高い理由が良くわかります。

宮城正幸　略歴
1978 沖縄生まれ
2003 壹岐幸二氏に師事
2013 南城市に宮城陶器開窯