清岡幸道 / Kodo Kiyooka
主張しすぎないアンダーステイテッドな表現のため、一見するとシンプルに見える清岡さんの作品ですが、手に取ると驚く雄弁さです。
ずっしり重みを感じる事を想像して持ち上げるとギャップに声が出そうなくらいの軽やかで薄い作り。釉薬が厚めにかけられていますが、素地は非常に繊細に挽かれていてセンシティブな印象。
ありそうでない、他の誰とも似ていない、ナショナリティを超えた非常に独特な清岡さんの作品は、超高次元で料理を引き立てます。
FOOD FOR THOUGHTディレクターの渡辺有子は、清岡さんの作品、この晶白釉に一目惚れ。いつも渡辺が当店で扱う作品を決める基準として「料理を盛り付けたいかどうか」が全てなのですが、清岡さんの作品はどれも料理を盛らなくてもエレガントで、ただただテーブルに置いておき、眺めていたい、と渡辺からは珍しいコメントが。
清岡 幸道(きよおか こうどう)略歴
1969 東京生まれ
1993 大阪芸術大学工芸学科卒
1996 滋賀県立信楽陶芸の森の創作研修生となる
信楽で製陶所勤務を経て
2007 独立開窯