文章: 「有永浩太 展」6/7(土)-6/15(日)上原店にて開催!

「有永浩太 展」6/7(土)-6/15(日)上原店にて開催!
6/7(土)-6/11(水) FOOD FOR THOUGHT上原店では、石川県は能登島ベースのガラス作家・有永浩太さんの個展を開催いたします。
初日の6/7(土)は有永さんが在店してくださいます!作品選びのヒントをいただけるまたとない機会、どうぞお見逃しなく。
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FFTでは、器を集め始めた方から玄人にまで長く定番の人気を誇る有永さんの作品。
有永さんの作品は「ガラスは液体なんだ」という事実を見るものに教えてくれます。彼が生み出す造形は、オーガニックで優しくて全く無理がなくて、全てが円運動のフローの中から生まれて来た必然性を感じます。無理やり形を整えるというより、ガラスがひとりでにその形に収まったような、ガラスが喜んでいるような、そんな感じをどの作品からも受け取ることができます。有永さんは、ガラスに命を吹き込む巧者です。
有永さんの作品はひとつひとつの作品に技術の背骨と明確なコンセプトがしっかりあるので、インテリアのステートメントピースとして飾るのにも最適。海外での展示も精力的にこなし、アーティストとしての評価もどんどん高まる注目の作家です。
今展ではプレートや鉢などの定番アイテムに加えて、立ちものや一点物など個展ならではのアイテムも揃います。
楽しみなのが、今展初お披露目となる「乳玉白」シリーズ。
古手の味わいを思わせる有機感ある佇まい。質量の高い存在感あるガラスは上下でミルク色とクリアに分かれています。特にボトルは、アンビエントの光を集光して優しくほぐして拡散する様が神々しくもある美しさです。
以下「乳玉白」について、アーティストステートメントを引用します:
ガラスの起源にはいくつかの説があり、その中の一つに釉薬からの分離説というのがあります。
そこからの発想で、ガラスの側から遡ってみようと思い、ガラスの調合から始めてみました。
ガラスと釉薬、ガラスと陶磁の間くらいの素材で吹いてみると新しい発見があるのではないかと。もっと素材に引っ張られてみても面白いんじゃないかと思っています。
全然いうこときかないガラスなので、面白いです。
そして、有永さんのシグネチャー「netz」シリーズも届きます。ガラスを引き延ばし、撚り合わせてまた伸ばして、線で面を作って造形を完成させる、いわばガラスの編み物のような作品達。ベネチアングラスの伝統技法をさらに昇華させた有永作品の驚愕の緻密さ、ぜひ上原のお客様に見ていただきたいです。
スタッフ一同心よりお運びお待ちしております。
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「有永浩太 展」
FOOD FOR THOUGHT上原店
2025年6/7(土)-6/11(水)
11:00-18:00 終日予約不要
*初日の6/7(土)は有永さんが在店してくださいます!
〒151-0064
渋谷区上原2-33-4 1階店舗
03-6416-8294