高橋亜希子 / Akiko Takahashi
花器は理想の空間作りには欠かせないステートメントピース!空間にお気に入りの花器と季節の草花があるか否かで暮らしの充足感は大きく変わります。
高橋さんは、いったん手びねりで作った作品を、破いたり、テクスチャを加えたり、ランダムに釉薬をかけたり、見えないところにまで最高のバランスで意匠を凝らして作品を作り上げるアーティストです。 白のレイヤーの中にクリプティックに隠された意匠を見つけるのが楽しく、手の跡ひとつひとつが作家が費やした時間のレイヤーなのだと思うと、作品の尊さを俄かに実感させられます。
全てが一点もの。二度と同じピースには出会えませんし、並んだ作品を見ていると、不思議と似ているものもありません。それぞれがそれぞれの個性を持っていて、擬人的な人懐っこさがあるのです。